ジョジョの奇妙な冒険に登場するディオ。
悪のカリスマであり、その実力も作中最強と称されます。
ジョジョといえばディオとも言われるほどの人気を誇っています。
そのディオの魅力、カリスマ性をピックアップしてみました。
ディオの行動や、信者、その家族など改めて見直してみると面白いですよ。
今回は世界が一巡するまでの1部から6部までの同じ人物であるディオを対象としました。
第1部
平然とできないことをやってのける
ジョナサンの彼女であるエリナのファーストキスを奪います。
普通ではできないことを平然とやってのけます。
そんな大胆な行動はヤンキーちっくな奴らを魅了します。
波乱の人生
ディオの左耳にはホクロが3つ等間隔並んでいます。
ワンチェンの占いでは、ディオと同じホクロを持った人が波乱の人生であったが、183歳まで生きたらしいです。
実際にディオは首から下を失ってもなお生き延び、およそ120年にわたって活動したのです。
悪人を惹きつけるカリスマ性
吸血鬼化させればこそ下僕にすることは容易だが、
当時の超極悪人である「ジャック・ザ・リパー」を、
ディオのオーラか何かで一瞬で忠実なる下僕にしてしまいます。
例えが名言すぎる
全身火傷を治すために何人の命を吸い取ったのか?
という問いに対しての名言です。
パンを食べるという当たり前の行動のように例えるあたり、
極悪人でありながらも「かっこよさ」が滲み出ています。
第2部
敵であるストレイツォをも魅了した
2部ではディオは登場しませんが、登場なくともディオの影響はありました。
第1部で味方であった波紋を扱うストレイツォ。
「波紋法」でも老いを止めることができないことを嘆いており、
かつて吸血鬼という敵であったディオに密かに憧れていました。
結果、自ら吸血鬼となり2部が始まって最初の敵となりました。
第3部
肉の芽による圧倒的なカリスマコントロール
ディオの細胞から作られる「肉の芽」
これを脳に打ち付けることで、ディオに忠誠を誓う気持ちを呼び起こすこととなります。
アブドゥルでさえ、ディオと対峙したときに、こう語ってました。
「男とは思えない妖しい色気」
「話しかけてくる言葉は心が安らぐ」
「危険な甘さがある」
そんな魅力がある前提での「肉の芽」は、ディオに対して確実な忠誠心を呼び起こします。
スタンドを2つ使える
ディオは作中でスタンドを2つ使います。
1つは「ザ・ワールド」時を止める能力ですね。
実は3部で登場してから早々にもう一つの能力を使います。
それは「ハーミットパープル」です。
ジョセフと全く同じ能力をディオも使うことができるのです。
実は、公式では、ジョナサンの肉体が持つスタンドが「ハーミットパープル」であると述べられています。
スタンドは1人1体というルールですが、首と胴体が別人であるディオならではの能力です。
洗脳させるほどのカリスマ性
ディオにスタンドについて教え、側近のように振る舞っていたエンヤ婆。
お互いを信頼しあっていたようですが、ディオは「肉の芽」を植え付けていました。
実際に「肉の芽」によって命を落としますが、最後の最後までディオに対しての
尊敬と忠誠心をもった婆さんでした。
そこまで洗脳させているディオに圧巻です。
悪の救世主
怖いもの無しのンドゥールは、ディオに見捨てられ、koroされることだけを恐れていました。
瀕shiの状態で、ディオの秘密を探られる前に、自身のスタンドで自決をします。
ンドゥールはそんなことをするくらい忠誠心をもっていたんですね。
そしてディオはそういうものたちにとっての救世主だったわけです。
びっくりするくらい完璧な忠誠心の部下がいる
イギーが砂でディオの偽者を作り、ヴァニラ・アイスに攻撃を仕掛けました。
攻撃をするしかないヴァニラ・アイスは砂の偽物を倒すけど、
だけども偽者だけどもディオに対して攻撃させたことを怒りました。
たかが偽者、されど偽者、そこまでの忠誠心を側近のヴァニラ・アイスは持っていたんですね。
ヴァニラ・アイスは無敵に近い能力を持っておきながら、
ディオのためなら自決も厭わない完璧なる忠誠心を持っている側近でした。
ここまで人を惹きつける魅力を持っているディオは真のカリスマです。
プレゼン能力が高い
人が生きる目的を心理的に説いており、そのことについての語りに説得力があります。
そしてその目的を達成するためのプレゼンが上手なんです。
思わず「たしかにそうですね」なんて言ってしまいそうです。
第4部
世界中に営業する
スタンド能力を開花するであろう人物を、世界中から探していたディオ。
第4部に登場する人物もディオの部下がいました。
3部で完全に消滅したディオですが、4部になってもまだまだ関わりがあるのは、この営業の結果ですね笑
第5部
息子が5部の主人公
5部の主人公である、ジョルノ・ジョバーナはディオの息子です。
ディオは登場しない5部であってもこのような形で関わってきます。
しかもジョジョ作中最強との呼び声もあるスタンド能力をもっています。
さすがディオの血統といったところでしょう。
第6部
20年以上経っても絶えない狂信力をもつ部下
6部で登場する敵にジョンガリ・Aという敵がいます。
承太郎いわく、かつてディオの部下であったことは間違いないとのことです。
当時は登場することはなかったですが、20年以上経っているのにもかかわらず、
仕えていた主人に対しての狂信力を元に承太郎と徐倫に襲いかかります。
しかも面識もないのにです。
それだけディオから伝わってきたものがあったということでしょう。
ジョンガリ・Aにとってディオとは「心のささえ」であったとのちほど語っています。
個性を尊重する考え方をもつ
プッチ神父に問われた「最も弱いスタンドは何か?」に対しての回答です。
強い弱いの概念はなく、それぞれに適材適所があると冷静に分析しています。
これが部下から信頼されるところでもあるかもしれません。
ディオの骨から生まれた存在が物語の鍵を握る
ディオの骨から緑色の赤ん坊が生まれました。
スタンド能力をもち、ディオの言う「天国へ行く」ための鍵となる存在でした。
結局のところ、ディオの親友であるプッチ神父と合体しましたが、
たった一つの骨からもここまでの存在を生み出すというのが、
ディオという男の価値をさらに高めたと思います。
ディオの持つスタンドの重要性
6部のキーワードに「天国へ行く方法」があります。
ラスボスであるプッチ親父は天国に到達することができ、史上最強のスタンドを身につけました。
その必要なものとして、ディオのスタンド「ザ・ワールド」が挙げられました。
「ザ・ワールド」の先にあるものが人間がさらに進化するための道であるという、
とても重要なスタンドを身につけていることもわかりました。
3部で倒されなければ、いずれディオが天国へたどり着いていたかもしれませんが、
ディオの意思を継ぐ親友として、プッチ親父がディオと共に目的を達成しました。
息子がほぼ無敵のスタンド能力者
ディオの子どもの一人であるウンガロが登場しました。
プッチ神父と一体化したディオの生命力に惹きつけられ登場しました。
彼の持つスタンド「ボヘミアン・ラプソディー」は本体を倒す以外に弱点のないスタンドです。
しかも射程距離が全世界であり、強制的に能力の攻撃を受けることになります。
ディオの息子として、申し分のない存在感を示しました。
息子が特殊攻撃を行うスタンド能力者
リキエルは今までのスタンド能力者と少し異なり、「ロッド」という未確認生物を操る能力者です。
プッチ神父と一体化したディオの生命力に惹きつけられ登場しました。
体温を餌にして超高速で飛び回り、体内器官に直接攻撃ができるため、かなりの強敵でした。
リキエルもまた、ディオの息子として、申し分のない存在感を示しました。
息子が過去の事実を掘り起こし利用できる万能なスタンド能力者
ドナテロ・ヴェルサスもディオの息子の一人です。
プッチ神父と一体化したディオの生命力に惹きつけられ登場しました。
過去の事実を掘り起こし、問答無用で強制的に攻撃することができる能力です。
能力を利用してディオの記憶を読み取り、一人だけで目的達成しようとするなど、
独占欲もあり、ディオの息子として、申し分のない存在感を示しました。
親友が作中最強のスタンド能力者
ディオの親友であるプッチ親父は作中最強と称されている能力者です。
その最強になるためにも、ディオのスタンドが必要であったり、
ディオと一体化する必要があったりとなにかと関係性がでてきました。
主人公たちが全滅し、敵が勝利するというかなり珍しい展開を生み出した瞬間でした。
ディオがプッチ神父を親友とし、自分の意思を継ぐものと認めた結果、ディオの目的も一度は達成されたのですね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
ディオの魅力を1部から6部までまとめました。
圧倒的なカリスマ性、能力の魅力、人柄、考え方など、主人公側でも申し分ないほどの魅力を兼ね備えていました。
ジョジョの物語ですが、ある種ディオの物語という見方もできるかもしれませんね。
それではこのへんで。