masakiです。
キングダムを読んでみた感想を書いてみました。
単行本ごとに記事にしていますので、ぜひ覗いてみてください。
第31話 魏興の弩行隊
右龍の回廊に向かった別動隊には”タジフ”という山の民の怪力担当も参戦!
そして本隊は、他国も恐れる魏興の弩行隊を相手にすることに。
相当な数の弓隊であり、なかなかの腕を持つ弩行隊。
そして楊端和の合図とともに、倒れていた山の民が奇襲をかけ、弩行隊を混乱させます。
慌てふためいているところに山の民が一斉に飛びかかり有利に!!
右龍の回廊では数え切れないほどの伏兵に出会ってしまいました。
第32話 人斬り長
右龍の回廊では、「チッ これだけか」と見栄を切った、肆氏の片腕であり、竭氏の人斬り長と呼ばれる”左慈”が奥に控えてました。
山の民の隊長である”バジオウ”の剣を構える効果音が「ビャボッ」っていうのが気になります。
本隊では山の民が無双状態!
そして別動隊でも山の民、信たちが無双している中、いよいよ本命である左慈が動きだします。
これです。
完全にこれからやられるやつのセリフです。
それでは次の話を見てみましょう笑
第33話 触発
山の民の一人が素早い動きで2人仕留め、左慈にも襲いかかりますが、左慈はそれを一刀両断!
あ、強いかも・・・!
「次」とだけ言って壁たちをガクブル状態にします。
そんな状況の中、信は「調子に乗りすぎなんだよ ハゲ!」と辛辣な一言を笑
デカくてハゲの左慈と何度も打ち合う信をみて周りは誰も手が出せない状態。
と、一瞬の隙で信が頭を負傷し倒れ込みます。
一刀両断しようとする左慈を、壁が援護!!
壁いいね、めっちゃかっこいいです!
漂を死なせてしまったことを悔やみ、天下の大将軍になる素質を持つと見たこのもう一人の下僕は死なせまいとガクブル状態でも手助けする意気!
しかし左慈が一刀振り切りし、深傷を追ってしまう壁。。。
第34話 逆上
壁が斬られ、「壁のあんちゃん」と言っていた信は鬼の形相で「壁ぃぃいいい」と叫びます。
自分の絶体絶命の時の助けてくれた壁が瀕死の状態になっているわけです。
一方、本隊では、自ら積極的に前に切り込んでいった嬴政の前に魏興が立ちはだかります。
相手は騎乗しており、嬴政にとってはピンチの状況。
また信の場面に戻り、再び信と左慈の一騎打ちが再開されます。
「剣は力」「剣は速さ」という名言とともに信を子ども扱いしながら切り伏せる。
そしてこのドヤ顔です。
腕に軽い傷をつけられて完全にブチギレている左慈は、とにかくめちゃめちゃ煽りながら信に猛攻撃します。
が、信がタイミングを見計らい、一撃で左慈を吹っ飛ばします。
信すげぇ!
そして左慈だせぇ・・・・。
ちなみに壁のあんちゃんは生きてます!
第35話 合力
騎馬した魏興に怯むことなく闘志むき出しで向き合う嬴政。
圧倒的に優位な魏興に対して、昌文君が割って入り、大王を助けます。
渋い!渋いぞ昌文君!
戦況を見ている王騎は副官である”騰”に右龍に行って様子を見てこいと言います。
王騎と騰の会話から左慈は、なかなかの手腕で、信たち別動隊は全滅しているのではと思うほどの人物と伺えます。
そして信VS左慈です。
お互い一刀でケリをつける模様、そして刃が混じります。
左肩を負傷した信、倒れそうなところ踏みとどまります。
そして「壁のおとしまえだ しっかり受け取れ!」という言葉とともに左慈を切り伏せます!
カッコ良すぎる!!
第36話 嘲笑う王弟
傷だらけになりながら、死闘を制した信はとてもカッコ良いです!
一方、本殿では竭氏が馬車にて到着し、成蟜に報告をします。
山の民は盟を結ぶために下山したのではなく、交戦中とのこと。
そしてその中に大王 嬴政がいるとのこと。
それを聞いた成蟜は高らかに声をあげて笑います。
生死不明だったことで不安だったのか、生きていることを知り、確実にこの場所でとどめをさせることに喜んでいるのか、なかなかの悪人ヅラです笑
そして信たちは少人数ながらも武装した大人数をついに突破することに成功しました!
全員ボロボロの状態ですが、まだまだ心は折れていません。
山の民は2人の犠牲を払ってますが、5人は無事です。
右上の山の民は左腕が切り落とされていますが、止血をして参戦、そして真ん中のリーダーであるバジオウは一番傷が浅いですね、さすがリーダー!!
第37話 仇
昌文君の兵も、山の民も疲労が隠せず、こういう時こそ”檄”が必要なのだが、昌文君は魏興とタイマンでいっぱいいっぱい、副官である壁も別働隊で本隊にはいない。
どんな時声をあげたのがこのかた!!
混戦状態のこの場面において、いったい何をすればいいのか、「俺たちはただ耐えしのげばいい、その間に別働隊が首領二人を討つであろう!」と”檄”を飛ばしました!
嬴政どこまですごいんだ・・・!
一方、別働隊では本殿に向かって走っている中、左腕を切り落とされた山の民が満身創痍で走っていた。
遅れをとるわけにはいかない中、信が肩を貸して漂のことなどを話しかけるシーン。
ここ泣けるところ。
言葉が通じない相手だが、こうして肩を貸してお互い一つの目的に向かって歩みを進めるけど、もう死んでるんだよね。
まじで辛いところです。
もう仲間が死ぬところを見たくないのか、完全にブチギレの信は怒りに任せて突っ走り、とうとう本殿に辿り着きます!
第38話 ランカイ
ついに本殿に辿り着いた信たち。
そして信が成蟜と対峙します。
成蟜は余裕な面で、下等な輩が王宮に踏み入ったこと、王族に向かって話しかけたこと、同じ場所で息をいていることなど、とにかく何かと理由をつけて「死罪」と言い放ちます。
そして「ランカイ!!」と叫ぶと、いつも成蟜のとなりにいた大男が上から飛びかかってきて、山の民の上半身をちぎってしまう。
なんだこのパワーは、というか人なのか?「ボエエエエ」って叫んでたけど・・・。
信が立ち向かうも、ランカイのたった一発でダウンしまう。
バジオウ隊長の双刀ですら傷をつけるのが精一杯で、斬ることができないほどの肌をもっています。
倒れている信ですがなにやらブツブツ言っており生きているようです。
第39話 バジオウ
バジオウはタジフとシュンメンに向かって退がっていろと言います。
タジフは石球を武器にした大男でシュンメンは鳥のクチバシがついているような仮面をつけているやつね。
「俺がやる しばし昔に戻るぞ」と一言。
めちゃめちゃかっこいいです。
一方、城壁の外で待機している山の民のじぃとばぁばが楊端和について語ります。
もともと山界も平地と同様に多くの国々と衝突を繰り返していました。
それをわずか数年で、自ら先陣に立ち武力で束ねたというのが楊端和。
女性であるが強いものは強いと山界中から恐れられていたそうです。
その楊端和の面を割ったものが過去に一人だけおり、それが隊長と呼ばれるバジオウなのです。
そしてバジオウの回想に入ります。
まだまだ子どもの時の楊端和たちが北の深山に遠征に入った時、夜営の見張り3人、そして20人の小隊が何者かに殺されました。
そう、まだまだ幼いバジオウただ一人に。
しかもこのシーンバジオウは内臓をむさぼるほど人離れした獣と化していました。
そしてバジオウを取り押さえ一族に迎え入れた楊端和。
かなり深い歴史があるようです。
当時は言葉すら話せぬまさに野獣、だが今となっては秦の言葉を話すこともできる有能な戦士なのです。
そんな回想がありつつ、バジオウは巨大な化物ランカイを翻弄し圧倒していきます。
仮面の下、絶対イケメンだろ。
第40話 悪
さて、ランカイは人間なのか、人間以外の動物なのか、歯が完全にとんがってます。
信は夢を見ているのか、漂との会話のあとに嬴政との会話。
やはり漂と嬴政はそっくりですね。
ここのシーン、信が「政・・・」と言って目を覚ますところが胸にジーンときます。
完全に乗り越えたわけではないけど、漂の死を乗り越えこれからすべきことがしっくり自分に降りてきたかのような感覚なんでしょうか。
そして山の民のバジオウに加え、タジフとシュンメンも参戦しランカイを追い詰めていきます。
化物であるランカイが繊維喪失しかけたところに成蟜が檄をいれます。
「休むな、さっさと叩き潰せ、さもなくばお仕置きだぞ」と。
嬴政とは打って変わって、脅し文句で檄を飛ばしてますが、ランカイはその一言で復活し、タジフを瀕死状態にします。
成蟜曰くランカイは、「見たこともない珍種の猿」らしく、赤子の頃から念入りに調教し、なんでもいうことを聞くように育てたそうです。
人ではなかったですね。
そしていよいよ信が立ち上がりました。
成蟜の王族についての話がありましたが「気色悪ィんだよてめぇら」と一蹴!
第41話 決定打
いよいよ本隊が危なくなってきました。
嬴政が前線で奮闘する中、そばにいる兵がやられていく、昌文君は馬上した魏興で精一杯。
信は、剣がまったく通じないことで、タジフの石球を利用することを考えますがここで壁が一言!
「もっと”剣”を信じろ」
剣が効かないのはまだ腕が未熟だからだ、剣とはただひたすらに敵を倒すことだけを追求し進化してきた武器、全ては使い手次第という本質を持つ。
信は壁の言葉理解したのか、剣を右手に固定します。
そしてバジオウたちに5秒と動きを止めれば仕留めると宣言!
するとそれに呼応したタジフが瀕死ながらもランカイの足にしがみつきます。
タジフ〜〜〜!!!
そしてバジオウ、シュンメンもかく乱しランカイの動きを止め、信が頭上から真っ直ぐに剣を突き通します。
剣を線ではなく点で捉え、剣と一身となり一分のぶれもなく、真っ直ぐにランカイの身体を貫通させました!!
最強のチームワーク!!
さいごに
以上で4巻の感想を終わります。
嬴政の檄と成蟜の檄が描かれたり、信がまた一段ステップアップした姿を披露してくれたり本格的な乱戦になってからより面白さが増しました。
終盤では山の民にフォーカスが当たっていましたね。
出会った当初は敵同士であったにも関わらず、同盟を結んだ以上、相手のことを信じて戦うチームワークが描かれたシーンは感慨深いです。
そしていよいよ成蟜と竭氏を追い詰めたところで次巻です。
それではこのへんで。